美容クリニックに行くと、美肌目的の点滴療法が話題になっているのを耳にすることがあるのではないでしょうか。ネット上でも「高濃度ビタミンC点滴」や「グルタチオン点滴」が、内側からの輝きを目指す施術として取り上げられています。日本でも、美白点滴やエイジングケア点滴への関心は急速に高まっています。その中で、グルタチオン点滴とビタミンC点滴のどちらを選ぶべきかという議論が続いています。
あなたはあらためて考えてみて、どちらの美肌点滴に興味がありますか。グルタチオン点滴でしょうか、それとも高濃度ビタミンC点滴でしょうか。このコラムでは、美容点滴として定着しつつあるこの2つについて、その特徴や違いを見ていきます。
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グルタチオン点滴の人気とは
グルタチオン点滴は、特に肌を明るく見せたい人の間で広がっている美肌点滴の一種です。グルタチオンはもともと体内に存在する抗酸化物質で、現在は美容点滴として日本のクリニックでも扱われています。ただし、医療機関で、訓練を受けた医師やスタッフの管理のもとでのみ行われます。
グルタチオン点滴はどう働くのか
グルタチオン点滴は、医師の診察を受けた後、通常30~60分ほどかけて行われます。生理食塩水にグルタチオンを混ぜた点滴液を使用し、体内の酸化還元反応をサポートするとされています。血管内に直接投与されることで、抗酸化成分が効率よく吸収されると考えられており、美白点滴の一つとして選ばれている理由になっています。
高濃度ビタミンC点滴とは
次に高濃度ビタミンC点滴です。グルタチオン点滴とビタミンC点滴を比較するうえで、ビタミンCは欠かせない存在です。ビタミンCは水溶性の必須栄養素で、スキンケア成分としてもよく知られています。その高用量(最大耐量=MTD)を点滴で投与する施術は、日本の美容点滴の中でも人気があります。
高濃度ビタミンC点滴の流れ
1回の美肌点滴の施術では、生理食塩水に25g以上のビタミンCを加えて使用することがあります。医師の診察を受けたうえで、施術時間はおおよそ45~90分程度です。日本各地のクリニックで、美肌目的の点滴療法として行われており、コラーゲンの生成を支え、抗酸化作用を期待する目的で用いられています。
エイジングケアとしての高濃度ビタミンC点滴
高濃度ビタミンC点滴は、ビタミンCを血中に高濃度で届けることで、吸収効率を高めるとされています。これにより、肌のハリに関わるコラーゲン産生(合成・生成)をサポートし、たるみを軽減したり、弾力の維持に役立つ可能性があると考えられています。
こうした点から、高濃度ビタミンC点滴はエイジングケアの美容点滴として選ばれることが多くなっています。あとは、あなたの生活リズムに合わせて、朝に受けるか、仕事帰りの夕方以降に受けるかなど、通いやすい時間帯を検討することになります。
グルタチオン点滴とビタミンC点滴の比較
ここで、グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴を本格的に比較してみましょう。どちらもエイジングケア点滴や美白点滴のメニューとしてよく用いられています。
ここでは、それぞれの美容点滴について、仕組みや特徴を整理して紹介します。
美肌点滴の所要時間と頻度
忙しい生活の中で、美肌点滴の通院ペースをスケジュールにどう組み込めるか気になる人も多いでしょう。日本で「美容点滴」を探すと、グルタチオン点滴も高濃度ビタミンC点滴も、比較的スケジュールに組み込みやすい施術として案内されています。
グルタチオン点滴は、1回あたり30~40分ほどです。体調や肌の悩みに応じて、週1回を目安に8~10回程度、継続して行うプランを提案されることがあります。一定期間通うことで、今後の点滴習慣を作るきっかけにもなり得ます。
一方、高濃度ビタミンC点滴は、1回あたり45~90分とやや長めです。高用量(最大耐量=MTD)のビタミンCをゆっくり点滴することで、施術後にすっきりした感覚やうるおい感を得られたと感じる人もおり、エイジングケア点滴としての人気につながっています。
高濃度ビタミンC点滴については、2週間に1回程度の頻度を勧められることがあり、将来的に他の美肌点滴を受ける準備として位置づけられる場合もあります。
いずれの点滴も、実施前には医師による診察や評価が必要です。グルタチオン点滴は特定の抗酸化物質に焦点を当てているのに対し、高濃度ビタミンC点滴はビタミンCそのものの量に重きを置いた施術です。ただし、どちらも美白点滴という位置づけで扱われることがあり、いずれにしても医療的なチェックが欠かせません。
美肌点滴の費用と受けやすさ
日本では、エイジングケア点滴は自由診療にあたり、公的医療保険の対象外です。1回あたりの費用は、地域やクリニックによって異なりますが、おおよそ1万円~4万円の範囲で設定されていることが多いとされています。
エイジングケア点滴の効果
高濃度ビタミンC点滴とグルタチオン点滴の効果には個人差があります。
グルタチオン点滴の主な効果
- 肌の見た目の印象をサポートする
- なめらかな質感を保ち、細かい小じわを目立ちにくくする一助になる可能性がある
- シミや色ムラの改善を助けるとされる
その一方で、グルタチオン点滴にはリスクも報告されています。代表的なのは、注射部位でのアレルギー反応や軽い吐き気などです。
高濃度ビタミンC点滴の主な効果
- くすみ感を和らげ、肌をさっぱりした印象に見せるサポートになる
- 肌の水分保持を支える
- 栄養素の吸収を助ける働きを支えるとされる
- コラーゲン合成をサポートする
ただし、グルタチオン点滴と同様に、副作用が起こる可能性もあります。静脈の違和感や胃のむかつきなどが挙げられ、まれに腎臓への負担が生じるケースも報告されています。
美肌点滴を選ぶ際のポイント
グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴のどちらにするか検討する際は、自分のライフスタイルや通院のしやすさに加えて、必ず医師の意見を踏まえて判断することが大切です。日本各地で美容点滴を提供するクリニックが増えていますが、資格を持つ医師が在籍し、適切な管理体制の整った医療機関かどうかを事前に確認するようにしましょう。
また、それぞれの点滴が持つリスク、働き方、期待できる効果について、自分でも情報を集めたうえで、エイジングケア点滴を選択することが重要です。
まとめ
グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴はいずれも、美肌を目的とした点滴療法の一種です。どちらもスキンケアのアプローチとして位置づけられますが、その成分や作用の軸は異なります。エイジングケアや美白を目指して点滴を検討する場合でも、最も重要なのは、医師による適切な評価と指導のもとで進めることです。
そのためにも、十分な情報収集を行い、健康状態のチェックを優先したうえで、自分に合った方法かどうかを見極めてください。
よくある質問
Q1.グルタチオン点滴とビタミンC点滴はどのように違いますか。
A.グルタチオン点滴は、体内の酸化還元バランスを整えるサポートを目的として用いられます。一方、高濃度ビタミンC点滴は、コラーゲンの生成を支える目的で使われることが多い点滴です。いずれも医師の管理下で行われます。
Q2.美白点滴やエイジングケア点滴は保険適用されますか。
A.いいえ。これらの点滴療法は保険適用外で、自費診療として扱われます。
Q3.点滴による美肌治療にはどのようなリスクがありますか。
A.代表的なリスクとして、静脈の炎症や刺激感、吐き気、点滴部位での感染などが挙げられます。どのような点滴でも、実施前に医師による問診や検査を受けることが大切です。
Q4.誰でもグルタチオン点滴やビタミンC点滴を受けられますか。
A.いいえ。全ての人に適しているわけではなく、必ず医師の診察と評価が必要です。持病や体質によっては受けられない場合もあります。
References
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